作文・小論文−入学・編入試験対策、さらに超えてその先へ

コラム:週刊モンモントーク

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[80] 個性を求めて

1.「神」を求めて
すべては神の御心のままに、その下に生きる、それが私の生き方なのって言ったら、それはとっても素敵で個性的なことねって言われて、その人のその個性的な受け答えに一瞬、音声が意味を生まなかった。でも、神は真理で真実ですべてを御見通しでその御導きに個性的とか自由とかの入り込む余地はないのって言ったら、その生き方が...

自由な生き方でしょって、ひとつの世界観を掴みとって、その価値観で世界を組み立て見てるんでしょって、ちょっとはにかんだように首をかしげて羨むように言われて、えっ!?、これが神の下での自由の新しい誕生って意味だったのかと、今更ながらに私が自由に生きてきたことに気づき、神の御心の深遠さに頭を垂れた。でも、「個性」って何!?...

個性の獲得って言語と似てる。人なら必ず習得でき、文化に影響され、学習が不可欠で、周りの人とほぼ同じだが微妙に異なり、一度身に付けると、新しいものの習得は至難の技。個性が現実を個性的に具現化する。[コラム31]

2.「意味」を求めて
意味のなさを嘆くのにも飽き現実が色褪せ現実感が遠のき、モノクロームの世界で意味を求め続けた愚かさに気づく。「君じゃないよ、君って呼ばないで」って上目遣いに呟いた何気ない受け答えにも胸がときめいたあの充実感は失せ、何だろうこの色彩と音調を失ったザラザラとした感覚はって聞いたら、それがアナタにとっての...

意味でしょって言われて、人ってすべてを意味づける存在でね、意味づけるって概念化することなんだけど、脳ってそうできてて、すべての刺激は意味を伴って立ち上がり、その意味は人によって違う、だってそれは物語なんだから、ひとつの創造なんだからって言われて、分かってたそんなことって、それを意味づけた。でも、「個性」って何!?...

かつて「ワタシ」だった「ボク」は「永遠の少年」となり、時の狭間を漂流する、意味を求めて、僕が僕である証を、本当の自分を求め、そんなのどこにもないのに、自分で創造するしかないのに...、僕の第二の誕生。[コラム53]

3.「個性」を求めて
個性を育む教育、っていつ頃から言われてるの?、ルソーが子供を発見してから?、うん、やっぱり近代の価値観だよね、でも、見てる限りみんな個性的なんだけどな、んで、あの"個性"を伸ばしても意味ないっていうか、個性は個性的だから個性って呼ばれるわけで、それを見つけてあげようとか伸ばそうとかって、思い上がりじゃない?...

天才はその才能を見出し育て上げる伯楽が必要、でも、普通の人は、その時代の流れの中で、その価値観の中で、その時代、その分野の叡智をもとに考え続け、地道に工夫をし、愚直に改良し、運が良ければ、本当に新しいものを見つけ出すこと創造すること。その過程にこそ個性が光る。そう、「個性」って目的じゃない...

そして皆、自分探しの旅に、何かを求めて旅に出る、実際の旅に出なくとも必ず、心の旅に出る、人であれば問わずに考えずにいられない、自らの来し方を、行く末を。逃亡なのか、逃避なのか、旅は創造のひとつの泉。[コラム56]

4.「真理」を求めて
つまり、「その時代の流れを、その価値観を、その分野を」きちんと体系立てて学習し、考える力をつけておかねばならない。「個性」を育む教育とは結局、「考える」教育、そう、考えてみれば当然、だって、人の創造力とは考える力、創造力豊かでちょっと変わってるけど生産的で知性的で、それを個性派と呼ぶなら、普通の人は...

勉強しろって陳腐な結論。真の個性とは、生得的な個性と習得的な個性のバランス、後者は学習によってのみ獲得可能、世界をどう見るかの価値観の習得、属する文化の中でね。個性と才能の境界はどこ?、それらの混同から起こる勘違いと不幸を避けるために、現実を疑い続け、真実を求め続け、真理を信じ抜く、そう、「個性」ってその手段...

「知」のブルーオーシャンに乗り出せ、新しい概念の創出。批判的思考を刺激する、想像、空想、妄想の、どの段階までぎりぎり現実的でいられるか。現実的とは?、と問いかけ、現実的の意味を広げ変えていくんだ。[コラム12]

5.エピローグとしてのモノローグ
でも、「千里の馬は常にあれども、伯楽は常にはあらず」ってのも真実かな?、人が皆、この20万年を生き抜いてきた人として生きる遺伝子を遍く受け継いでいるなら、すべての人は、〇〇の第一人者になる可能性を持ってる、そう、可能性の話...、現実は疑うために、真実は求め続けるために、真理は信じ抜くために、創造されるのだから...

-♪Oh〜tell me. Somebody tell me. Please tell me. 声にならない 言葉でも...-





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