コラム:週刊モンモントーク
[76] 人生は楽しくなければいけないのか
1.
♪トゥタ・タタン・トゥ・ラ、トゥタ・タタン・トゥ・ラ、トゥタ・タタン・トゥ・ラ、シュルツチャ・チュチャチャ・ゥ・ゥ-パゥパ-、チュルルゥルゥ-・チュルルゥウゥ-・パァピィ・パポ・パラララ、パァピィ・ポパ・パラララ、パピパポパ・パポパピペ...
う〜ん、人生って楽しくなきゃダメなのかって、思わず斜に構えたタイトルつけちゃったけど、なんかひねくれちゃったかな、でも、「楽しんでます!」(アピール)、みたいなのを見ると、う〜ん、いいんだけどね、でもねって結局、幸福って何なのって、いつものテーマに戻っちゃうのかな。「新しい功利主義の時代」、再び!?、みたいに...。
まあ、百歩譲って、自分で稼いでる大人はいいでしょ、好きに演ってねって、それがその「新しい〜」の意味でもあるしね、問題は子供、今の子供達は皆、昔の貴族の子供達みたいに大事にされてて、でも大きな違いは親が貴族じゃないってことで、いつかは自立しなきゃならないわけで、高等遊民になれるのはひと握りで...。
2.
♪ゥン・ツン・タタツン、ゥン・ツン・タタツン、ゥン・ツン・タタツン、ツァ〜〜タタツァルン・ツァン、ツァ〜〜タタツァルン・ツァン、タツァタァ〜ツァ〜・タタタタ・タァツァ、ツァタァ〜ツァ〜・タタタタ・タァツァ、タタツァンタン...
う〜ん、好きに演るって自分の世界を持ってるってこと、で、その世界観って価値観てことでやっぱり文化に根ざしてる、寄って立つ文化を無視しては個性も出ない、どころか、生の拠り所がなくなる。その寄って立つ文化からの微妙なズレが、人の個性、個性的な生き方って、普段は意識しない空気のような、確固たる文化があってこそのもの。
文化を奪われるってことは共同体の歴史を、記憶を奪われるってこと、だから、教育が問われる。誰かがしたり顔に言う、教育って一種の洗脳なんだって、でもそれは、文化にどっぷり浸かって文化の恩恵をたっぷりと享受しながら気づかない、考えてるようで考えていない、ためにする議論の戯言、それで何が言いたいの?。
3.
♪トァ・ツァ・ツァ・ツァ、トァ・ツァ・ツァ・ツァ、トァ・ツァ・ツァ・ツァ、ツァ〜〜ァ、ゥプゥヨォ・ヨォ-・ヨォ-・ゥプゥヨォ・ヨォ-・ヨォ-・ プゥヨォ・ヨォ-・ヨォ-・オ〜、ゥプゥヨォ・ヨォ-・ヨォ-・ゥプゥヨォ・ヨォ-・ヨォ-・プゥヨォ・ヨォ-・ヨォ-・オ〜...
う〜ん、教育は子供にとっては強制、でもそれは、共生のための強制、社会が、地域社会が子供の教育を、文化の継承を放棄した時、放っておいて、自由に伸び伸びと育てて、"個性"豊かな人に、優しくて思いやりがあって凛とした涼やかな人になるはずがない、何が個性か優しさかは寄って立つ文化の価値観が決めるのだから。
そしてそれは、子供達自身も無意識的に分かっている、教え込んでくる厳しい先生に人気があったりする。人生は楽しくあるべきだ、で、その楽しさの中身は、価値は自分が創造する、人はそう出来ている、そして、それは文化に由来する。そして、その文化の維持には不断の努力が要る、いや、成されている、意識的に無意識的に。
4.
♪ィリルィ〜リルルルン-、ュルルゥ〜ウルルン-、ュル・ル〜ルルン・ルルルン-、チュル・ルゥ〜ルンルル-、チュル・ル〜ルルル-、チュウ・ウウッウ-、チュウ・ウウッ〜、チュウルルル・ル-ル-ル-ゥ、チュウルルル・ル-ゥル-ゥル-ゥ...
う〜ん、そして21世紀は、文化のより意識的な維持構築が求められる、それがミルの言う質を問題とした「功利主義」で、ヘアの言う選好充足に伴う「普遍化可能性」。生きること自体が矛盾で、個の存在への固執自体が"悪"なら尚更、自由と平等という可能性の中で物語を編み上げそして、...たとえそれが虚構だとしても。
やっぱり人生は、楽しい方がいいに決まってる、というか、その楽しさ="快"の意味が問われてる、だからその意味を創造するんだ、夢を見るってそういうこと。夢がないとか夢を描けない時代とか嘆くんじゃない、それって、文化を伝えきれていないってこと、そして、伝えられてないのなら、自分で文化自体を創造するしかない...。
5.エピローグとしてのモノローグ
でも、文化のゼロからの創造は人には無理って結論が出たんじゃないかな、百年かけて。だから、この社会を生きる、大人は仕事を、子供は学習を、楽しくね、人生はねって。馬には乗ってみよ、人には添うてみよってね。
Jazzの基本パターンは、イントロ→テーマ→アドリブ→テーマ→エンディング、それって人の人生そのまま、即興が生きるのも主題が確立してるから、カタストロフィからの解放、終息へ向かうのも...♪トゥタン・タタン・トゥ・ラ...
-Happy Monday And Enjoy Another Week, Everyone...-
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