作文・小論文−入学・編入試験対策、さらに超えてその先へ

コラム:週刊モンモントーク

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[8] 「希望」と「絶望」

1.「希望」
「希望を失うな」「希望を持て」「希望があれば生きられる」「長い苦悩の末に微かな希望の光を見た」「希望だけは捨てなかった」「他には何もなかった、希望だけがあった」。人は、希望があるだけで前向きになれる。過去と現在を糧に、未来に希望を見出だせる。一体、希望って何なんだ?。君には希望があるか?。

希望は、辛い時苦しい時、挑戦し前へ進まねばならない時に現れる。人は逆境にある時、希望にすがる。今日と違う明日を求めて、可能性を探る。そう、希望とは可能性そのもの。事態が好転するという根拠のない予感、変わってくれという淡い期待。可能性があることを自由という。そう、希望とは自由の象徴だ、いや、自由そのもの。

2.「絶望」
「夢も希望もない、あるのは絶望だけだ」「その時、希望が絶望に変わった」「絶望の縁を覗いた」「彼は人生に絶望し、...」「虚無と絶望」「絶対的な絶望」。人は、絶望の中ではおそらく生きていけない。過去に絶望し、現在に絶望し、未来に絶望する、そして、...。一体、絶望って何なんだ?。君は絶望したことがあるか?。

絶望は、一切の可能性が失われた時に現れる。昨日と同じ今日、絶望の日々の連続、もう耐えられない。そう、絶望とは希望の喪失、つまり、可能性の遮断、自由の剥奪。事態は悪化しようもないドン底、どうにもならない、この世界での可能性はゼロ。可能性が絶たれた状態を絶望という。そう、絶望とは束縛の象徴だ、いや、束縛そのもの。

3.「希望」と「絶望」
人は、今日と違う明日が来るかもというだけで、可能性があるだけで、自由がわずかでも残されてるだけで、自由になれる可能性があるだけで、かくも強く生きられるのか。自由とは、かくも強く人を惹きつけるのか。何者かになれる可能性、何かが起こる予感、世界は正しいはずだという想い、正義は勝つ!?。白馬の騎士の蹄の音が聞こえる、キガスル。

それらは、すべて錯覚か。「神よ、なぜ私をお見捨てになったのですか」という悲痛な叫び、絶望か、新たな希望の誕生か。究極的な絶望の中での究極的な希望の到来。確かに観た真理の光、宗教の誕生。現実世界で失ったはずの可能性が、圧倒的な実感を伴って蘇る。人は、絶望の中では死に切れない、希望があるから安らかに逝ける。

すべてのものが飛び去った後、「最後に希望だけが残された」という。そして、希望さえも飛び去る時、絶望がやってくるのか。それとも、...。そう、人は、絶望の中では生きられない、そう、人は、希望があるから生きられる。

番外). 結局、独創的な「作文・小論文」とは(その3)→(その2)→(その4
現代社会は問題で満ちている。その解決の可能性を追求するんだ。可能性を追求する内容、可能性を追求する姿勢。考えろ!考えろ!考えろ!。自由であることの意味を自由に考え、将来への、未来への希望を自由に紡ぐんだ。自由とは無限の可能性の追求。自由へのあこがれから、人を惹きつける前向きで創造的な議論が始まる。

「個人主義」と「集団主義」、「自由主義」と「社会主義」、その中間のどこかに、か、まったく新しい価値観の中に「普遍的真理」はある?。希望を失わず、「手のひらを太陽に!」の明るさで可能性を追求するんだ。





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