コラム:週刊モンモントーク
[72]特別増刊:「贈る言葉」 -Bark at the Moooon!-
1.
あり得ない、永遠の愛なんて、でも、だからこそ歌わずにはいられない、可能性が少しでもあるのならその可能性を追いかけるのが人の性、そんな「愛」を誰もが求めてるはずなのに、陽炎と逃げ去り蜃気楼と消える...
「2011年度に米国の小学校に入学した子供の65%は、現在存在していない職業に就く」という予測があるように、問題が山積の21世紀を生き抜くには、想像力に基づいた創造力が必要です。そして、そのような抽象的思考を生み出すのが、豊かな言語力を背景とする「考える」力です。
やらされる受け身の学習では、なかなか「考え工夫する」学習にはつながりません。「もっと落ち着いて、よく考えてやりなさい」というアドバイスも、その場合ほぼ無意味です。「考え工夫する」というのは、かなり能動的な営みで、能動的な学習姿勢は、能動的な学習習慣の上に成り立ちます。それが、創造力につながる学習です。
2.
あり得ない、何を言ってもいいなんて、でも、だからこそ歌わずにはいられない、可能性が少しでもあるのならその可能性を追いかけるのが人の性、そんな「関係」を誰もが求めてるはずなのに、陽炎と逃げ去り蜃気楼と消える...
「教育とは、まずは競争力をつけてやること」だと思っています。考察力を伴った健全な力強さがあれば、人である限り誰でも、思いやりや優しさといった気持ちは自然と湧きい出てくるものでしょう。大学進学後、卒業後までの将来を見通した教育、「考える教育」が、ますます大切になっています。
子供達は、私達が思う以上に、外面も内面もバキバキと音を立てるように急速に成長しています。もう子供ではないがまだ大人でもないという、ある意味難しいがある意味興味深い年代がすぐにやってきて、その疾風怒濤の時期も、後で思えば何だったんだろうという一種の懐かしさとともに過ぎていきます。
3.
あり得ない、降り止まない雨なんて、もちろん分かってはいる、止まない雨はなく明けない夜もない、そして、夜明け前が最も寒い、分かってはいる、でも、歌わずにはいられない、その絶望の中で微かな希望の
私達大人は忘れてしまいがちですが、子供から大人に向かって大きく成長する思春期から青年期にかけては、誰もが詩人であり哲学者です。疑問、反発、悩み等、語るべきものは沸々と湧いてくるが、語るべき言葉や方法をまだ持たない彼らが、その術を手に入れる端緒を開くことができればと指導してきました。
また、貴重な経験をひとつの意味のあるものとして自己の中に体系づけるには、「読書」と「対話」が欠かせません。前世紀の「共産主義」という壮大な人類の実験?が失敗に終わった今、安易な平等論=格差解消論は説得力をもたないはずでしたが、アメリカの状況を見ていると、特に若者にとってはそうとも言えないようです。
4.
あり得ない、自由に生きるなんて、でも、だからこそ歌わずにはいられない、可能性が少しでもあるのならその可能性を追いかけるのが人の性、そんな「自由」を誰もが求めてるはずなのに、陽炎と逃げ去り蜃気楼と消える...
高校生対象の小論文教室では、「私」をとことん考えることで、現代社会を見る座標軸をも定め、社会を論じてきました。しかし、やはり、結局は、「この問題多き現代社会を、なぜ、何のために、『私』は生きるのか?」という問いに、「自由」とは何かという問いに戻って行くのかも知れません。
成長とともに学習状況も個々様々となり、入学試験等には、日々の学習をきちんとこなしているという前提でも、やはり1~2年の準備期間が必要です。進路が決まりましたら、あるいは、進路が問題になりましたら、早め早めの情報収集と対策が大切です。心身ともに強くなれ、と心より願っております。
5.
そして、辛く苦しく悲しい時、切ない時、怒りの時、
また、嬉しい時、絶頂の時、「やったー」って時も、月に向かって吠えるんだ、"Bark at the moon"、どうだ!?、その自分への自信が、過剰にならず慢心に至らず、謙虚さとともに、調度良い中庸的などこかにしっかりとピッタリと場所を得、熟成し発酵し、生きる意味を実感し、次の更なる自信に繋がっていく確固たる自信を感じるだろ!?
魔法のスペル、"Bark at the moon"、自分に厳しく他人に優しく、結局それは、巡り巡って自分に還る。情けは人の為ならず、勝って兜の緒を締めよ、勝ちに不思議の勝ちあり負けに不思議の負けなし、"
6.エピローグとしてのモノローグ
そして私達も、子供達とは表面的にはまったく違うように見えますが本質的にはまったく変わらない実存的理由で、月に向かって吠え続けるのでしょう、"Bark at the Moooon!?" と...それでは...-Bon Voyage!-
-やばいよ やばいよ やばいよヲー-
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